筋肉や内臓、骨などを包んでいる膜組織がくっついてしまうことを「癒着」といいます。この癒着は、筋肉が本来の力を発揮するうえでも大きく影響します。
例えば、癒着がない状態を100%とすると、癒着があると筋肉は50%ほどの力しか出せないこともあります。
さらに、調子が悪いときは20%程度まで落ち込むことも。
「筋肉を緩める」というのは、この20%の状態から50%の状態に戻すことを指します。
お風呂やマッサージで楽になるのは、この50%までの回復です。
しかし、癒着が残っている限り、筋肉本来の100%の力には戻りません。
「癒着はがし」とは、この『筋肉を緩める』だけでは届かない領域にアプローチし、膜組織の滑走性を取り戻していく施術です。
【筋肉のパフォーマンス】
● 100%: 本来の健やかな状態
● 50% : 癒着がある状態(筋肉が半分しか使えていない)
● 20% : 疲れや不調が重なっている状態
「筋肉を緩める」(マッサージ等)
20% の状態を 50% まで引き上げること。
「癒着はがし」(当サロン)
残りの 50%(未開拓の領域)を解放し、100% へ。
滑走性が生まれることで、筋肉は本来備わっている力を発揮しやすくなり、動きの軽さやパフォーマンスにもつながっていきます。
● 状態の目安
背骨は左右に曲がるだけでなく、立体的な「ねじれ」を伴う 3次元のゆがみ を持っています。
この立体的なねじれにより、背中の片側が盛り上がったり、胸郭(肋骨)が圧迫されたりすることで、指先にまで及ぶ全身のアンバランスや、慢性的な疲れが生じます。
● 癒着のポイント
背骨を支える「多裂筋」や、呼吸に不可欠な 胸膜(きょうまく) など、多種多様な組織がこの3次元のねじれに沿って複雑に癒着しています。
当サロンでは、この「立体的な引きつれ」をミリ単位でほどいていきます。
膜の突っ張りが消えることで、不自然に引っ張られていた骨が、自ら元の位置に戻ろうとするのを優しく助けます。
● 成長段階に合わせたケア
大人は「完成した骨格」のバランスを整えますが、成長期のお子様は骨が変化し続けています。
そのため、当サロンの施術と並行して、シュロス式装具などの専門的な補助が必要なケースも多々あります。
お子様の健やかな成長のために、現在の状態を見極め、適切なケアの方向性を共に考えてまいります。
● 関連する症状・お悩み
症状 : 3次元的な背中の盛り上がり、深い呼吸のしにくさ、手足の感覚の左右差
お悩み: 「骨が曲がっているから仕方ない」と諦めていた、成長期の子どもの姿勢が心配